リストの生まれ故郷ハンガリー・活躍の地ドイツでは、もちろん盛大に生誕200年をお祝いしています。その様子をこの目で見ておきたく、初夏のヨーロッパに遠征いたしました。
題して「Born to be a Superstar リスト生誕200年祭紀行」レポートです。

続いてはハンガリーの首都・ブダペストです。
ご存知の通り、リストは晩年にブダペスト音楽院で教鞭を取り、この街に暮らしました。こちらの写真はブダペスト中心街の目抜き通りに建つオペラ座です。リストはこけら落としの為に楽曲を提供しますが、中にはプスブルグ家を批判する歌詞が含まれていた為、上演禁止となったそうです…

なんと言ってもこの街での目玉はリストの住居をそのまま公開している「リスト博物館」です。ハンガリー語で「リスト・フェレンツ」と呼ばれるリストのフルネーム。日本語と同じで姓→名の順で呼ぶそうです。玄関ドアに掲げられたプレートには「火、木、土の3時から4時に帰宅」との文字。3部屋の展示品にはリストが使ったピアノ・書斎・ベッドなどもあり、リストがそこに居たことを感じ、まるでリストに触れることができたかのようでした。

もちろんありました。リストの左手レプリカ。中指が異常に長いのが特徴ですが、スラット細見の美しい手です。
青い壁にところ狭しと掲げられる肖像画と写真の数々。中でもいちばん男前だったのはこの表情かな〜!?間違いなくモテ顔です。

そしてこちらが現リスト音楽院に鎮座するリストの像。立派なお姿でした。