皆さん、こんにちは^^

世間ではすっかりハロウィン一色ですね。
県内でもさまざまな場所でハロウィンイベントが行われるなど、もうすっかりクリスマス・バレンタインに並ぶ一大イベントになりました。
今年のハロウィン市場はバレンタインを超えるとか、超えないとか。

皆さんも仮装をしたり、友人や家族と食事をしたりパーティーをするなど、思い思いにハロウィンを楽しんでくださいね。

さて、今日は「言葉の持つ力」について書きたいと思います。

皆さんには、座右の銘や誰かに言われた言葉、ある人の名言など、大切にしている言葉はありますか?

私には学生時代から大切にしている言葉と、最近出会った大切にしたい言葉の2つがあります。

その中で、今日は最近出会った言葉についてご紹介したいと思います。


『人のためになることを』

これは、今年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった、大村智・北里大学特別栄誉教授が記者会見でおっしゃった言葉です。
教授が子どもの頃、おばあ様に「人のためになることを考えなさい」と繰り返し教えられていたそうです。

シンプルな言葉ほど、力を持つのでしょうか。
私はこの言葉を聞いて、「最近人のために何かしたかな。自分のためばっかりだったかも…」と、ハッとさせられ、強く心を揺さぶられました。

すごく心に残った言葉だったので、ある企業様の若手社員向け研修で大村教授の話を引用し、

「最近、人のために何かしましたか?」

と、問いかけてみました。

講義の後、一人の社員さんが前に出てこられ、「先生、ホワイトボード消しましょうか?」と、私の書いたホワイトボードを熱心に消してくださいました。

それから、「先生の言葉を聞いて、ハッとしました。自分のことに一生懸命で、周りの人のために何もできていませんでした。これからは、少しずつできることをしていきます。」と、笑顔で話してくださいました。


「人を動かす・変えるためには、心を揺さぶることだ」とある人に教えられましたが、まさにそのことを実感した出来事でした。

社員教育や後輩・部下指導において、相手の変化に期待するのであれば、相手の頭ではなく「心」に訴えることが大切です。

難しい理論や歴史的に有名な言葉だけでなく、日々交わされている言葉にも、実は人を動かす力があるのではないでしょうか。
「相手のために」発した言葉は、きっと相手の「心」に届くのだと思います。

皆さんが色々な言葉に勇気づけられたり、励まされてきたように、皆さんの言葉にも力があります。
もしかしたら、相手を動かすきっかけになるかもしれません。相手にとって、大切な言葉になるかもしれません。

もし、皆さんの周りに元気のない人や、悩んでいる人がいたら、皆さんの大切にしている言葉の話をしてみてはいかがですか?



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