小学生の時、両親がKEIBUNの第九に私と妹を連れて行ってくれたことがきっかけで、ベートーヴェン・大フィル・第九の素晴らしさに出逢いました。
小学生ながら、地元の守山市民ホールに響き渡る交響曲と合唱に惹かれ、鳥肌をたてながら魅了されていったことを覚えています。
『年末に家族でKEIBUNの第九に行く』ことも我が家での恒例となり、ワクワクしていました。
そしていつかはこっち(客席)からあっち(舞台)に行きたいなぁ、と思うようになりました。

東京へ進学することになった時には『生で第九聴けなくなるのか・・・』と寂しかったものです。
ところが、母校ではKEIBUN同様、年末に学生主催の学生交響楽団&合唱団で第九の演奏会があり、私は合唱団に参加することにしたのです。

憧れのベートーヴェンの第九合唱!難しさもありましたが、大好きな第九に関われることが嬉しくて楽しくて仕方ありませんでした!

社会人になってからしばらくは離れてしまっていたのですが、辛いときや苦しいときに第九を聞くと『苦悩を突き抜け歓喜へ至る』ベートーヴェンのメッセージを思い出して何度も救われてきました。

そして2014年。憧れのKEIBUN第九の合唱団に入れていただき、故郷の大好きなびわ湖ホールで歌うことができました!
あの感動は学生時代に初めて第九の演奏会をした時に感じたものと同じように忘れられないものとなっています!

今でも私にとって第九は心のよりどころのひとつです!
今年はKEIBUN第九様の節目でもあり、ベートーヴェン生誕250年の佳節でもあり、去年から『2020年は参加するぞー!』と気合いを入れていたところにこの未曾有の事態。
それでも、こんなときだからこそ、『全世界の兄弟が再び結び付く!』とベートーヴェンが励ましてくれている気がします!!

単なる感動を越えて『魂を揺さぶられた』幼い頃に感じたKEIBUNの第九。
いつか必ず再開されることを信じ、その時にはぜひ自分も参加させていただけるようにコッソリ(車の中ではガッツリ)自主練習をしながら【その時】を待っています!

今回、このような企画を立てて第九への想いを繋いでくださったKEIBUNのスタッフの皆さまに心から感謝を込めて!!

An die Freude!!!