みなさん、こんにちは。暑い毎日ですが、お元気でいらっしゃいますか?
さて、今回は参禅体験リポート第2弾、『写経』についてお届けします。

写経は、お釈迦様の教えである「お経」を正しく伝えるために、書き記したのが始まりといわれています。
原本どおりに丁寧に書き写し、伝えられてきたからこそ、現代の私たちもその教えに触れることができているのですね。

では、どのような流れで写経を行ったのか、早速リポートしてまいります♪


まずは、墨をすることからスタート。
硯に水を少量注ぎ、黙々と墨をすることで心を落ち着かせます。

墨がすれたら、いよいよ写経です。
半紙の下にお見本を置き、なぞり書きをします。

ついつい、いつもの自分の字で書いてしまいそうになるのですが、それではあまり意味がないそうです。
「自我を出す」のではなく、「書いてあるとおりに書き写す」ことこそが大切…と教えていただきました。

書いている間は、時折、鐘の音が聞こえる程度で、ほぼ「無音」と感じるぐらい、とても静かでした。
静寂の中に身を置くことで、集中力も高まり無心になって書くことができます。

参加者の皆さんも真剣でした。

写経の時間は90分たっぷりありましたが、終わってみるとあっという間に感じました。
それだけ、集中できていた…ということでしょうか?

一文字一文字書き写すことにより、余計な雑念が消えて、自分と向き合えるのですね。
身をもって体験することができました♪

次回は、「坐禅止観」についてお届けします♪
お楽しみに~☆