KEIBUN第九とカーペンターズ

35周年とは知りませんでした。これまで数々のステージを経験された諸先輩には大変僭越ですが、直近の2回だけ出演した私どもも皆さまに御礼が申し上げたく『文集企画』に参加させて頂きます。
これまで東京で「国技館5000人の第九」や、大阪城ホールの「サントリー1万人の第九」に参加してきた私どもにとってKEIBUN第九は、大変新鮮でそして感慨深いものでした。何より先生方の真摯なそして丁寧なご指導です。発声練習もきっちりやり譜読みもハーモニーもあるべき姿を相当なレベルまで追及され・・また、団員もそれに応えて午前・午後ぶっ通しで頑張る、練習会場も便利で綺麗なところで文句なしです。
昨年のステージを見にきた1人は、地響きが聞こえてきたと感動していました。
大谷先生、中嶋先生、福嶋先生、それぞれに持ち味があり次の練習が楽しみになります。
帰りの電車の中で~ハフハフ~の練習をして他の乗客から白い目で見られたこともありました。
宅間さんはじめスタッフの皆さま、新社長のご苦労もいかばかりかとお察し申し上げます。
30年以上連続出演されているMさんと昨年お話ししましたが、年中行事であることは勿論これがないと年も越せないそうで大先輩はすごいと2人で唸ったものです。
今1つ、練習で知り合った仲間がいます。10年近く続けてこられた方々で、我々は新参者にも拘わらず加えて頂きました。その会ですが、ちょうど昨年「カーペンターズ」と名付けられました。お気づきの通り“大工”とかけたものでYさんご夫婦の命名です。びわ湖ホールでのコンサートにご一緒したり食事会を開いたりですが、合唱にも皆さん一家言を持たれており、厳しい指摘もあります。今年もその絆を深めようと思っておりましたが残念です。
シラーの詩の中に「兄弟たちよ、星空の上に愛する父は住んでいるに違いない」というくだりがあります。愛する父は来年きっと道を開いて下さるでしょう。元気にお会いできそして共に歌えるのを楽しみにいたしております。