しがぎん経済文化センター

祭りに隠された7つのエピソード 講師 中島 誠一 先生

「何を意味している?不思議な祭りを解読!」

中島 誠一

滋賀は祭りの宝庫です。非常に手間と労力がかかるのに簡略化せず、これほど忠実に形を守り伝えているところは全国でも数少ない。ただ時代を経るうちに祭りにこめられた意味を知らない人が多くなっています。例えば女の子が鍋を頭にかぶる筑摩の鍋冠(なべかんむり)祭り。その様子が非常に珍しくて意味がわからないから「近江の奇祭」と呼ばれていますが、実は当初は意味があってやっていたこと。講座ではそうした祭りやお札、供え物の形の一つ一つに意味があることをお話しして、滋賀県のすばらしい伝統文化を再認識していただきたいと考えています。


 


日本人の暮らしは今も陰陽道(おんみょうどう)の魔除けだらけ。昔の人は自分の周りには疫神などの悪いものがいつも浮遊していて、それに憑かれると病気になると考え、疫神がひっつかないようにと門口にお札を貼ったりシキミを吊るしたり、たいへん涙ぐましい努力をしていました。そうした魔除けにこめた庶民の祈りについても解説していきます。


講師プロフィール

長浜市曳山博物館館長 中島 誠一 (なかじま・せいいち)

1950年長崎県生まれ。佛教大学大学院文学研究科(日本史)修士課程修了。長浜城歴史博物館館長を経て現職。専門は日本民俗学。西日本のオコナイ、滋賀の民俗芸能、祭礼などを研究。主な著書に『近江の祭りを歩く』『川道のオコナイ』(以上サンライズ出版)『オコナイ 湖国・祭りのかたち』(INAX BOOKLET・共著)など。

中島 誠一

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