しがぎん経済文化センター

江戸時代、近江の街道をゆく 講師 水本 邦彦 先生

「諸国の人やモノで賑わう “道”からみえてくる近江史」

[39-02]江戸時代、近江の街道をゆく 講師 水本 邦彦 先生

江戸時代の近江は東海道や中山道といった主要街道からローカルな街道までいろんな種類の道が通っていて、それが四方八方に展開していました。江戸や京都への道のように一カ所に集中していくのではなく、若狭・越前・美濃・伊勢・伊賀・山城など周辺のさまざまな地域とつながり合って中継しながら人とモノが動いていたところが個性的で、さらに陸路と琵琶湖の舟運がセットになっているのもユニークなところです。街道を切り口にして人々の暮らしや物流、社寺参詣など、江戸時代の近江の社会史を古文書や古絵図を読み解きながら解説していきます。


 


名所案内記や名所図会、屏風絵などに街道の風景を描いたものが近江には多いので、文献や絵を参照して生き生きとした当時の様子を想像してみましょう。講座のプリントを持って地元の道を歩いて新たな発見をしたり、司馬遼太郎をはじめとする文学に出てくる近江の道について理解を深めていただくきっかけになればと考えています。


講師プロフィール

京都府立大学・長浜バイオ大学名誉教授 水本 邦彦 (みずもと・くにひこ)

1946年群馬県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都府立大学教授、長浜バイオ大学教授を歴任。古文書や絵図・屏風絵などを題材に、江戸時代の町や村の歴史を研究。主な著書は『近世の村社会と国家』(東京大学出版会)『徳川の国家デザイン』(小学館)『草山の語る近世』(山川出版社)『徳川社会論の視座』(敬文舎)など。

京都府立大学・長浜バイオ大学名誉教授 水本 邦彦

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