文字サイズ

背景色

玉井 菜採Natsumi Tamai

(c)尾形正茂

大学在学中にプラハの春国際音楽コンクールで第1位を受賞。滋賀から、待望の国際級ヴァイオリニストが登場したと喜んだのがつい昨日のことのよう。それからも、数々の国際コンクールで優勝・入賞を果たし、大いに注目を集めた。あの五嶋みどりや諏訪内晶子と同期というのも、なぜかうなづけるのである。

滋賀・京都では、1年のうちに何回か演奏を聴く機会があるので、ファンにとっては、その成長ぶりを目の当たりにできるのは、ありがたい。2008年秋は、京都府立府民ホールアルティの開館20周年事業として、念願の四方恭子(ヴァイオリン)さんとの共演が実現。
2009年の年明けには、滋賀では、久しぶりの本格的リサイタルを栗東芸術文化会館さきらで開催。好評裡に終えた。さらに、春には、KEIBUN25周年記念事業、日野町町民会館わたむきホール虹開館15周年シリーズと続く。

夢は「おばあちゃんになっても演奏を続けること」という菜採の、ヴァイオリン道は続くよ続く、どこまでも。

プロフィール

京都に生まれ、大津市に移り住んだ4歳よりヴァイオリンをはじめる。桐朋学園大学在学中にプラハの春国際音楽コンクールに優勝。東儀祐二、小国英樹、久保田良作、立田あづさ、和波孝禧の各氏に師事。卒業後、アムステルダム音楽院にてH.クレバース氏に、ミュンヘン音楽大学マイスタークラスにて、A.チュマチェンコ氏に師事。この間、J.Sバッハ国際コンクール最高位をはじめ、エリザベート王妃国際コンクール、シベリウス国際コンクールなど、数々のコンクールに優勝、入賞している。これまでに、ロシアナショナル管、ベルギー放響、ヘルシンキ・フィル、スロヴァキア・フィル、N響、大阪フィル、京響など、国内外のオーケストラと共演、ヨーロッパ各地、国内でリサイタルを行うほか、室内楽奏者としての信頼も厚い。
紀尾井ホール室内管弦楽団(旧:紀尾井シンフォニエッタ東京)コンサートマスター、アンサンブルofトウキョウ・ソロヴァイオリニスト、東京クライスアンサンブルメンバー。子どものための室内楽アカデミー“びわこミュージックハーベスト”コーディネーターをつとめる。
これまでに、平成9年度滋賀県文化奨励賞、平和堂財団芸術奨励賞、文化庁芸術祭新人賞、京都府文化賞奨励賞などを受賞している。東京藝術大学音楽学部准教授。使用楽器は藝大所蔵のA.Stradivarius“Ex-Park”(1717)

受賞歴

日本音楽コンクール入選
プラハの春国際音楽コンクールヴァイオリン部門優勝
ならびに審査員特別賞ヨセフ・スーク賞受賞
J.S.バッハ国際コンクール最高位
エリザベート王妃国際コンクール、フォーヴァルスカラシップ・ストラディヴァリウスコンクール、シベリウス国際ヴァイオリンコンクールなど、数々のコンクールに優勝、入賞
平成14年度文化庁芸術祭新人賞
ABC音楽賞クリスタル賞
関西クリティッククラブ奨励賞
平成9年度滋賀県文化奨励賞
平和堂財団芸術奨励賞
文化庁芸術祭新人賞
京都府文化賞奨励賞

玉井 菜採の新着情報

  • 新着情報はありません。

玉井 菜採の演奏動画・音源

  • 演奏動画・音源はありません。